2024年5月13日月曜日

心販研コラム 心理のこまど 金子書房

 





○「こころ」のための専門メディア

金子書房営業部の田口と申します。
私は約1年前に他業種から今の出版業界に転職してきたため、心販研の皆様より心理学書等については疎いので 、noteと呼ばれるプラットフォームで弊社が展開しているウェブメディア『「こころ」のための専門メディア』の宣伝を自身の体験とあわせて書かせていただきます。

 皆様はWaldeinsamkeit(ヴァルトアインザームカイト)という言葉をご存じでしょうか?このドイツ語の言葉は、他の言語に訳しようがない言葉として有名で、「Wald(森)」と「Einsamkeit(孤独)」という言葉を合わせた「森の中を一人で過ごしている時の感覚」というニュアンスの意味になるそうです。恥ずかしながら最近までこの言葉を知らずにいたのですが、上記の企画内の特集「孤独の理解」の中で著述家・編集者・写真家の山本高樹さんに執筆いただいた『アラスカの無人島で過ごした四日間』の中で、初めて出会いました。

 昨年の9月中頃に休暇をとり、北海道の雄大な自然のなかの河川でひとり、釣行をしていました。最近話題となったアーバンベアという言葉の通り北海道はヒグマの巣窟で 、札幌市内や住宅街でも発見されるほどヒグマが身近に生息しています。そんな中ヒグマの主な生息域である自然を独り歩いているわけで、いつヒグマに出くわすかわからない恐怖におびえながらの釣行でした。結局ヒグマには出くわさずに釣行を終えたのですが、その際にWaldeinsamkeitを思い出し、自然の中に独りいる孤独をひしひしと感じました。

山本高樹さんも上記の記事の中で、

「僕はほんのいっとき、あの島の生き物たちに見逃してもらって、「居させてもらった」だけだったのだと思う。自分の弱さを認め、受け入れてしまうと、なぜだか、すっかり気が楽になった。〔中略〕目には見えない関係性のようなものを感じながら、僕は、不思議なほど満ち足りた、穏やかな気持ちでいた。」

と述べており、まさに自然や動物に見逃してもらい、恐怖から生還したことによるカタルシス効果を感じ自分自身を見つめ直すことができました。

このように私たちの日常に寄り添ってくれる記事や、心理学の専門的な内容を扱った記事まで、「こころ」をテーマにした様々な記事が揃っています。ぜひ、弊社HPから気軽にご覧ください。

「こころ」のための専門メディア
https://www.note.kanekoshobo.co.jp/







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(金子書房営業部・田口)



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