2024年2月22日木曜日

連載「心販研コラム 心理のこまど」

 連載「心販研コラム 心理のこまど」
心販研12社による持ち回りコラムです。
出版営業のちょっとした呟きから、本づくりの現場の空気を味わっていただければ幸いです。 今月の担当は岩崎学術出版社様です。








(本コラムは昨年末に書かれたものです)


 今年もいよいよ残りわずかとなってしまいましたが,益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。本年も弊会新刊情報をご愛読いただきありがとうございました。


 心販研新刊情報は翌月に発売予定の新刊を配信書店様にいち早くお届けする目的のために毎月人文書院様がとりまとめて配信させていただいております。会員社の心理学の新刊を一覧で,しかも個別にメッセージのあるファイルは他にはございません。ほかでもない配信書店様に必ずお知らせしたく,私も最優先で作成提出しております。


 一方,新刊情報とは別に先月発売した新刊の一覧も別途,心販研ニュースとして配信しております。書店様の実棚を管理する上で二つのファイルを活用すれば,きっと,役立つはずです。しかも,心販研ニュースには会員社の重版情報や心理系の学会情報まで掲載されており,すでに20年以上毎月配信しております。現在では心理学書販売研究会ブログ(http://shinpanken.blogspot.com/)にも実装され,広く周知されつつあります。


・・・・・そして,毎月の心販研ニュースは,心理学書リストとして2001年9月に弊会が発足して以来,会員社の心理学書がExcel形式で保管されております。その数なんと,7,000アイテムに達します。書店様において心理学書に限って,7000アイテムを常備している書店様はないと想います。


心販研・心理学書リスト20230525ブログver



 弊会だけでも毎年300アイテム前後の新刊が刊行されております。少しでも書店ご担当者様のお役に立つよう,両方のニュースを最大限ご活用いただけますと幸甚です。ご要望やご意見がございましたら,ニュースの受付欄にてお寄せいただけますと幸甚です。


 弊会の活動ももうじき25周年を迎えます。会員社(者)個別に会の業務に携わっており,その活動は常に進化しております。今後も心理学書販売における最高の機関でありつづけるよう研究を怠らない所存です。心理学書の販売でお困り,お悩みの際は,弊会をご活用ください。きっと・・・お役に立てると想います。

 来年も今年同様,弊会をどうぞよろしくお願い申し上げます。
(岩崎学術出版社 上野)

2024年2月15日木曜日

心理学書販売研究会、2024年1月の新刊です(PDF)

 

心理学書販売研究会、2024年1月の新刊です(PDF)

心販研ニュース 2024年1月(PDF)

【学会情報】
2月開催
・日本臨床動作学会 :2/11(日)~2/12(月・振休)【ライブ配信】 2/3日(土)~ 2/18(日)【オンデマンド配信】
・日本乳幼児医学・心理学会 :2/11(日) アクトシティ浜松コングレスセンター
・日本臨床心理学会 :2/17(土)~2/18(日)  神戸国際会議場

3月開催
・日本AD/HD学会 :3/2(土)~3/3(日) 東京医科大学病院臨床講堂
・日本リハビリテーション連携科学学会:3/2(土)~3/3(日) 九州保健福祉大学
・日本グリーフ&ビリーブメント学会:3/2(土)~3/3(日) 龍谷大学深草キャンパス
・日本発達心理学会:3/6(水)~3/8(金) 大阪国際交流センター
・日本心理療法統合学会:3/9(土) 京都大学時計台記念館
・日本社会精神医学会:3/14(木)~3/15(金) 東北医科薬科大学薬学部(小松島キャンパス)
・日本集団精神療法学会:3/16(土)~3/17(日) 兵庫県立大学看護学部
・日本学校メンタルヘルス学会:3/16(土)~3/17(日) 早稲田大学早稲田キャンパス

【TOPICS】
今回はみすず書房さま、ミネルヴァ書房さま、創元社さま、春秋社さま、新曜社さま、人文書院さまの6社よりトピックスがございます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎みすず書房
カール・エリック・フィッシャー著『依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか』が「紀伊國屋じんぶん大賞」第11位に選ばれました。
松本俊彦監訳です。
◎ミネルヴァ書房
横道誠(著)村中直人(解説)
『海球小説 次世代の発達障害論』をこのたび出版いたしました (2024/1/23発売)
誰もが生きづらさを抱えにくい社会へ、私たちはたどり着けるのか- 発達障害当事者の大学教員が綴る
「なんとなく周囲に溶けこめない」少年を描く物語と、
日本でのニューロダイバーシティ推進の先駆者による解説を交互に読み進める、
これまでにない、リアルで異質な心ざわめく発達障害本です。
◎創元社
先日以下の商品を重版いたしました。

・『こころが晴れるノート』(59刷/978-4-422-11283-1)
・『スモールステップで学ぶ力動的な心理アセスメントワークブック』(3刷/978-4-422-11810-9)

ぜひ貴店におかれましても在庫をご確認の上、補充・拡販を検討いただけますと幸いです。
『こころが晴れるノート』は特製ノベルティ付きの刊行20周年記念セットもご用意しております。
冬季うつになりやすいこの時期の展開をおすすめいたします。
◎春秋社
信田さよ子 著『母が重くてたまらない――墓守娘の嘆き』が、重版出来(21刷)となりました。
母娘問題ブームの火付け役とも言える本書は、2008年の刊行から多くの読者に支えられ、版を重ねてきました。
近年、刊行された『親といるとなぜか苦しい』(東洋経済新報社)や『母という呪縛 娘という牢獄』(講談社)も話題となりましたが、
このタイミングで小社の『母が重くてたまらない』も、引き続きご拡販いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

◎新曜社
田中彰吾 編著『自己の科学は可能か』 ISBN 9784788518315
売行き好調です。
刊行記念シンポジウムの議論をサイトにアップいたしましたのでご覧ください。
https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/categories/1074

◎人文書院
新刊『ディスレクシア』は是非とも発達心理学で置いて欲しい商品です。
日本では児童の7%が軽度、もしくは重度の識字障害を抱えていると言われ、教育現場では非常に大きな問題となっています。
欧米圏ではさらに対象者の割合が多く、研究もそれだけ重要視されている傾向にあるようです。
原著は「Very Short Introductions」という入門書シリーズのひとつであり、コンパクトに要点をまとめた点では類書随一です。
是非とも御拡売の程よろしくお願いいたします。