2023年8月21日月曜日

心理学書販売研究会、7月の新刊です(PDF)

 

 

心理学書販売研究会、7月の新刊です(PDF)

心販研ニュース 2023年7月(PDF)

「心販研ニュース」(2023年7月最新号)」をご案内いたします。
お役立ての程お願い申し上げます。

学会情報はメール本文に記載しております。
また、質問箱(お問い合わせフォーム)は本メール末に質問箱フォームへのリンクを設置しております。

【学会情報】
8月開催
日本神経科学学会:8/1(火)~4(金)(仙台国際センター)
日本トラウマティック・ストレス学会:8/5(土)~6(日)(武蔵野大学有明キャンパス)
日本交通心理学会:8/5(土)~6(日)(名古屋大学)
日本思春期学会:8/25(金)~27(日)(シェーンバッハ・サボー[平河町砂防会館別館])
日本特殊教育学会:8/25(金)~27(日)(横浜国立大学)
日本産業精神保健学会:8/26(土)~27(日)(日本赤十字看護大学[東京都渋谷区])

9月開催 日本心理臨床学会 対面:9/1(金)~ 3(日)(パシフィコ横浜) 産業・組織心理学会:9/2(土)~3(日)(静岡県立大学) 日本社会心理学会:9/7(木)~8(金)(上智大学) 日本人間工学会:9/7(木)~8(金)(千葉大学けやき会館) 日本行動分析学会:9/8(金)~10(日)(立命館大学大阪いばらきキャンパス) 日本心理学会:9/15(金)~17(日)(神戸国際会議場) 日本心理臨床学会:9/22(金)~ 10/12(木)(オンライン) ヘルスカウンセリング学会:9/23(土)~24(日) 日本犯罪心理学会:9/23(土)~24(日)(お茶の水女子大学がホスト校) 日本スポーツ心理学会:9/29(金)~10/1(日)(東京大学駒場キャンパス) 
 
 
 【TOPICS】
 ◎春秋社
今月、内田伸子 著『子どもの見ている世界――誕生から6歳までの「子育て・親育ち」』(2017年刊)の重版8刷が出来ました。
成長発達にともなう育児の悩みや疑問に発達心理学の第一人者が答える本書は
おかげさまで順調に版を重ねてきました。
同じ著者の『想像力――生きる力の源をさぐる』(2023年1月刊)も引き続き好調です。
上記2点併売でのご拡販をどうぞよろしくお願いいたします。
 ◎誠信書房
新・臨床心理士になるために[令和5年版]
好評発売中です。令和4年度試験問題(抜粋)に正答と解説を加えました。
2019年の、公認心理師の誕生から4年を経て、改めて専門性が非常に高い、
臨床心理士の資格取得が見直されてきております。
 過去問題については下記の通り収録しております。
臨床心理士資格試験問題集1 ISBN978-4-414-40041-0  本体2000円
→平成3年~平成18年の過去問題の一部を収録
臨床心理士資格試験問題集2 ISBN978-4-414-40074-8  本体1800円
→平成19年~平成22年の過去問題の一部を収録
臨床心理士資格試験問題集3 ISBN978-4-414-40093-9  本体1500円
→平成23年~平成25年の過去問題の一部を収録
臨床心理士資格試験問題集4 ISBN978-4-414-41636-7  本体1700円
→平成26年~平成28年の過去問題の一部を収録
臨床心理士資格試験問題集5 ISBN978-4-414-41681-7  本体1700円
→平成29年~令和元年の過去問題の一部を収録
新・臨床心理士になるために[令和3年版] ISBN978-4-414-41682-4 本体1300円
→令和2年の過去問題の一部を収録
新・臨床心理士になるために[令和4年版] ISBN978-4-414-41687-9本体1300円
→令和3年の過去問題の一部を収録
是非、過去問題も網羅した売場展開のご検討をお願いいたします。 
2023年度の資格審査は、
筆記試験(一次試験)10/14(土)東京ビッグサイト(東京都江東区有明)
口述面接試験(二次試験)  11/11(土)12(日)13(月)
東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)
で行われます。
尚、臨床心理士資格試験問題集6(令和2年~令和4年の過去問題の一部を
収録)の発行は2024年度上半期を予定しております。

◎日本評論社
「「助けて」が言えない 子ども編」が過日発売となりましたが、
お陰様で売行き好調です!
併せて、

・「助けて」が言えない 978-4-535-56379-7
・「死にたい」に現場で向き合う 978-4-535-56403-9

も動いておりますので、一緒にご展開いただければ幸いです!


なお、世間では夏休みという事もあり、
お子さんのゲーム依存に悩まれる親御さんが多いようです。
子ども達がゲーム障害に陥りやすい時期でもありますので、
下記などをご展開いただき、アピールをお願いいたします!

・こころの科学増刊 ゲーム障害再考   978-4-535-90469-9
・そだちの科学40号 発達障害とゲーム 978-4-535-90740-9

◎みすず書房
『習慣と脳の科学 どうしても変えられないのはどうしてか』(本体:3,600円・ISBN:978-4-622-09588-0)
著者:ラッセル・A・ポルドラックが好調5刷(7/18出来)です。
ビジネスブックマラソンの土井英司さんが「習慣のメカニズムを解説した、現時点で最高のテキスト!」
と評価。心理コーナーは勿論、ビジネスコーナーでの仕掛け販売もご検討ください。
(土井氏コメント帯、POP・パネルもございます)



ご質問・ご要望は、下記のフォームにてご連絡ください。 心販研質問箱 https://tinyurl.com/shinpankenFAQ

2023年8月4日金曜日

心販研コラム 心理のこまど

「心販研コラム 心理のこまど」は、出版営業のちょっとした呟きから、本づくり、本の営業の現場の空気を味わっていただきたくはじめたコーナーです。

今月の担当は創元社さまです。

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20代半ば過ぎに現在の会社で勤めることになるまでは、「心理学」と言われてもあまり明確なイメージはありませんでした。入社当時に刊行された『プロカウンセラーの聞く技術』(東山紘久著/2000年刊)は心理学書の棚ではなく、ビジネス書として大きく展開することで、ほどなくベストセラーになった思い出の書籍です。

 当時の営業マン(死語?)は、クライアントに対してしっかりと自社商品の良さを頭に叩き込み、軽妙なトークでプレゼンすることに重きが置かれていました。そんな時代にカウンセラーという目線から「聞く」という要素を取り入れた本書は「聞き上手は話さない」という章から始まり、これまでのビジネスシーンの常識を変えるきっかけになったのかもしれません。のちに文藝春秋から『聞く力』(阿川佐和子著/2012年刊)が超ベストセラーになり、約15年間は「聞く」がトレンドになっていたように思います。

 

その後弊社では、『聞く技術』の続編ともいうべき『プロカウンセラーの共感の技術』(杉原保史著/2015年刊)を刊行しましたが、当時はまだ「共感」という言葉じたいがそこまで一般化しておらず、期待していたほどの売上には至りませんでした。カウンセリングの世界では当然備えておくべきスキルなのですが、一般の方には少々難易度が高かったのかもしれません。

 

そんななか、これまでとはまた違った大きなムーヴメントが起こります。すばる舎『人は話し方が9割』(永松茂久著/2019年刊)のベストセラー化です。心の中で〝えー、結局また「話し方」に戻るんかいっ〟と関西弁丸出しで思わずツッコミました。結局のところ流行は繰り返されるものなのですね。

 

 


最後に弊社ダントツのロングセラー『人を動かす』(D・カーネギー著/初版1958年刊)のお話を少しだけ。本書は自己啓発の元祖ともいわれるビジネス書の古典ですが、改めて目次を眺めてみますと、「聞き手にまわる」(聞く)、「同情を寄せる」(共感)、「自分の過ちを話す」(話す)とこれまでご紹介したすべての要素がこの1冊に含まれているではありませんか!

 

絶対的な法則は、時代に流されることなく、今も変わらず引き継がれているということでしょうか。同書は今年9月、42年ぶりの改訂を控えています。新刊書も魅力がありますが、ロングセラー書の良さを思い出すきっかけになればと思い、弊社刊行物3点をご紹介させていただきました。駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

(河本)